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2014年12月27日

第2610問

【第2610問】
妙心寺の退蔵院が所蔵する国宝の絵画と言えばどれか。

ア、天橋立図  イ、鳥獣人物戯画  ウ、瓢鮎図  エ、桜楓図

↓解答はこちら

【第2610問】

<解答>  ウ、瓢鮎図

<解説>  妙心寺の退蔵院が所蔵している瓢鮎図 ( ひょうねんず ) は、室町水墨画の先駆者・如拙の確証がある数少ない作品の一つであると同時に、日本の初期水墨画の代表作の一つである。つるつるの瓢箪でぬるぬるしたなまず ( 「 鮎 」 は 「 なまず 」 の古字 ) をどのように捕まえるかという、およそ不可能な問いかけを図示したもので、禅の公案を絵画化したものである。紙面の下半に絵があり、上半部には序文に続けて30名の禅僧による答えが書かれている。
  天橋立図は雪舟が、鳥獣人物戯画は鳥羽僧正覚猷 ( とばそうじょうかくゆう ) ( 近年複数の手によるものという見方もあり ) が、桜楓図は桜図を長谷川久蔵が、楓図を長谷川等伯が描いたものである。(3級)

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Posted by きょうすけ at 14:14│Comments(0)建築・庭園・美術
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