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2014年11月19日

第2572問

【第2572問】
蓮の上で走る姿を見せていることから 「 走り大黒天 」 の名をもつ大黒天を祀っている寺院はどこか。

ア、源空寺  イ、雲龍院  ウ、圓徳院  エ、妙円寺

↓解答はこちら

【第2572問】

<解答>  イ、雲龍院

<解説>  泉涌寺の別格本山である雲龍院は、応安5 ( 1372 ) 年、後光厳上皇によって創建された。開山は竹巌聖皐 ( ちくがんしょうこう ) で、後円融・後小松天皇の厚い帰依を受けて発展し、文亀2 ( 1502 ) 年には後柏原天皇より後土御門天皇の御黒戸御殿を賜って写経道場となった。応仁の乱後は、後水尾天皇の帰依をうけて現在に至っている。こちらの台所に祀られた大黒天は、憤怒の形相で蓮の上を走っている珍しい大黒天で、 「 走り大黒天 」 と呼ばれている。
  伏見の源空寺の大黒天は、豊臣秀吉の念持仏で伏見城の巽櫓に祀られていたものであり、東山の圓徳院の大黒天も豊臣秀吉の念持仏で、毘沙門天と弁財天の顔も持つことから三面大黒天と呼ばれており、松ヶ崎の妙円寺の大黒天は最澄が刻んだものとされ、都七福神の札所となっている。(2級)

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Posted by きょうすけ at 10:00│Comments(0)建築・庭園・美術
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