2014年04月21日
第2360問
【第2360問】
高台寺の寺宝である 「 高台寺蒔絵 」 がみられる場所といえばどこか。
ア、開山堂 イ、霊屋 ウ、傘亭 エ、時雨亭
↓解答はこちら
高台寺の寺宝である 「 高台寺蒔絵 」 がみられる場所といえばどこか。
ア、開山堂 イ、霊屋 ウ、傘亭 エ、時雨亭
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【第2360問】
<解答> イ、霊屋
<解説> 高台寺蒔絵は、桃山時代に流行した蒔絵の技法であり、平な下地に描かれる 「 平蒔絵 」 に属している。特徴としては、黒漆を背景に、秋草に菊桐文を配したり、文様中に梨地を用たりするほか、家紋を散らして配することなどが挙げられる。高台寺では、秀吉と北政所が座している霊屋 ( おたまや ) の内部に、高台寺蒔絵で彩られた須弥壇や厨子があり、華麗な空間を演出している。
霊屋と臥龍廊で繋がれた開山堂は、高台寺の初代住職であった三江紹益 ( さんこうじょうえき ) 禅師を祀っており、左右の壇上には木下家定 ( ねねの兄 ) 、雲照院 ( 家定の妻 ) 、普請で活躍した堀直政の像も安置されている。礼堂部中央の彩色天井には北政所の御所車の天井、前方の格子天井には秀吉が使った御船の天井が用いられている。天井が傘を広げたような放射線状になった傘亭と珍しい2階建ての時雨亭は、伏見城から移築した茶室である。どちらも霊屋からさらに山の斜面を登った場所に、並んで立っている。時雨亭の2階からは、 「 大坂夏の陣 」 で燃え盛る大坂城の火が見えたという逸話の残っている。(2級)
<解答> イ、霊屋
<解説> 高台寺蒔絵は、桃山時代に流行した蒔絵の技法であり、平な下地に描かれる 「 平蒔絵 」 に属している。特徴としては、黒漆を背景に、秋草に菊桐文を配したり、文様中に梨地を用たりするほか、家紋を散らして配することなどが挙げられる。高台寺では、秀吉と北政所が座している霊屋 ( おたまや ) の内部に、高台寺蒔絵で彩られた須弥壇や厨子があり、華麗な空間を演出している。
霊屋と臥龍廊で繋がれた開山堂は、高台寺の初代住職であった三江紹益 ( さんこうじょうえき ) 禅師を祀っており、左右の壇上には木下家定 ( ねねの兄 ) 、雲照院 ( 家定の妻 ) 、普請で活躍した堀直政の像も安置されている。礼堂部中央の彩色天井には北政所の御所車の天井、前方の格子天井には秀吉が使った御船の天井が用いられている。天井が傘を広げたような放射線状になった傘亭と珍しい2階建ての時雨亭は、伏見城から移築した茶室である。どちらも霊屋からさらに山の斜面を登った場所に、並んで立っている。時雨亭の2階からは、 「 大坂夏の陣 」 で燃え盛る大坂城の火が見えたという逸話の残っている。(2級)
Posted by きょうすけ at 17:56│Comments(0)
│建築・庭園・美術