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2014年02月20日

第2301問

【第2301問】
二条城の二の丸御殿で、老中との対面で使われた部屋といえばどれか。

ア、遠侍  イ、式台  ウ、黒書院  エ、白書院

↓解答はこちら

【第2301問】

<解答> イ、式台の間

<解説> 一般的に城に併設された御殿には、政治を行なう場所としての役割を中心に住居の機能性も持たせており、江戸時代には全国の大名の居館として使用されたが、明治維新で多くが失われた。その中でも二条城の二の丸御殿は、雁行形 ( がんこうけい ) と呼ばれる斜めに建物が連なっている形式をとり、入口から遠侍式台 ( しきだい ) 、大広間、蘇鉄 ( そてつ ) の間、黒書院白書院と大きく6棟に分けられる。身分の低いものが通される遠侍、老中との対面で使われた式台、公式な将軍との謁見の間であった大広間までは公的な空間で、蘇鉄の間、黒書院白書院は将軍が親藩や譜代大名といったごく親しい家臣と面会したり、身内の者と過ごす私的な空間であった。
  全体的に書院造という住宅建築様式で造られており、付書院 ( つけしょいん ) 、押板 ( 床の間 ) 、違棚、頂台構 ( ちょうだいがまえ ) が備わっている。内部を飾る障壁画や襖絵は狩野探幽 ( たんゆう ) ・尚信 ( なおのぶ ) 、興以 ( こうい ) らの傑作で、廊下は鴬張りである。また御殿に面した庭園は小堀遠州作の池泉回遊式庭園で、どの部屋からも美しく見ることができるよう工夫されている。(2級)


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Posted by きょうすけ at 23:59│Comments(0)歴史・史跡
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