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【第2147問】
応仁の乱を引き起こた張本人ともいえる足利義政の弟は誰か。

ア、足利義稙　　イ、足利義勝　　ウ、足利義澄　　エ、足利義視

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【第2147問】

＜解答＞　エ、足利義視

＜解説＞　混乱の中で将軍に就任した足利義政は当初は権威回復に尽力しますが、次第に幕府の無力さや自らの力のなさを実感し、政界を引退して隠遁生活を望むようになった。しかし正妻日野富子との間には子供がなかったため、乗り気でなかった弟の足利義視を強引に後継者に指名した。ところがようやく義視が将軍と決まった翌年、運命のいたずらか日野富子が嫡男の足利義尚を生んだのである。政治力も財力も持っていた日野富子は、当然自らの子を将軍に据えたいと考え、義視には細川勝元が後ろ盾となり、日野富子はもう一方の実力者であった山名宗全を頼ったことから 「 応仁の乱 」 へと発展した。
　 日野富子はこの戦いに勝利して我が子の義尚を第9代目の将軍につけたが、義尚は25歳の若さで陣没した。その後、富子は対立していた義視の子である足利義稙を第10代目の将軍につけ、さらに義稙と対立すると足利義澄を第11代目につけるなど、室町幕府の内政を完全に取り仕切ったのである。（2級）