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2013年08月25日

第2124問

【第2124問】
一休寺の歴史と庭園について誤っている文章はどれか。

ア、南浦紹明が禅の道場として妙勝禅寺を創建したことが起こりである。
イ、一休禅師が若き日の25年間をこの地で過ごした。
ウ、この地に 「 大坂の陣 」 で陣地を敷いた前田利常によって再建された。
エ、方丈周囲の庭園は、松花堂昭乗・佐川田喜六・石川丈山の合作とされる。

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【第2124問】

<解答> イ、一休禅師が若き日の25年間をこの地で過ごした

<解説> 一休寺は、鎌倉時代に南浦紹明 ( なんぽじょうみょう ) が中国で禅を学んで帰国した後、禅の道場として妙勝禅寺を創建したことに始まる。その後、兵火によって荒廃していたが、康正2 ( 1456 ) 年に63歳となった一休禅師が草庵を営んで復興し、師の恩に酬 ( むく ) いるという意味から 「 酬恩庵 」 と名づけた。一休禅師は晩年の約25年間をこちらで過ごし、文明13 ( 1481 ) 年に88歳で亡くなった。その後、荒廃した時期もあったが、慶安3 ( 1650 ) 年にこの地に 「 大坂の陣 」 で陣地を敷いた前田利常によって再建されて現在に至っている。
  方丈の南庭はサツキの刈り込みと白砂が敷かれ、東庭は樹木と苔の中に十六の石が配された十六羅漢庭として知られている。また北庭は蓬莱山をあらわす大立石から流れ落ちる大滝を表現しており、これら方丈周囲の庭園は、江戸時代初期、松花堂昭乗・佐川田喜六・石川丈山の合作と伝えられており、全て国の名勝に指定されている。(3級)

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Posted by きょうすけ at 10:00│Comments(0)神社・寺院
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