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【第2088問】
幕末に坂本龍馬が暗殺された近江屋はどこに面していたか。

ア、三条通　　イ、木屋町通　　ウ、河原町通　　エ、龍馬通

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【第2088問】

＜解答＞　ウ、河原町通

＜解説＞　現在 「 龍馬通 」 と呼ばれる通りには、材木商の酢屋 （ すや ） が幕末当時と変わらぬ雰囲気で商売を続けている。幕末には酢屋の主人に世話になって潜んでいた坂本龍馬であったが、危険を回避するべくさらに河原町通に面した醤油屋の近江屋に移って土蔵の2階に隠れ住み、裏の窓から梯子で下に降りて西隣の称名寺へ移動する逃走ルートまで確保していた。しかし暗殺される数日前から風邪を引いて、寒い土蔵から母屋の2階に移っており、そこに中岡慎太郎が訪ねてきた。夜が更けてきたので龍馬は 「 軍鶏でも食べよう 」 と提案し、近江屋の峰吉が買いに出かけたのと入れ違いに刺客が訪れた。取り次ごうとした下男の藤吉が切られ、続いて奥にいた龍馬と慎太郎も不意をつかれて防御もできないまま襲われ、龍馬は額を割られてほぼ即死、中岡は数十箇所刺されて昏倒した。まさに一瞬の出来事で、中岡も翌々日に失血死することとなった。　
　 三条通には新選組が襲撃した池田屋があり、木屋町通には土佐藩邸をはじめ複数の藩邸が軒を連ねていた。（3級）