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2013年06月18日

第2057問

【第2057問】
仏像を多数所蔵する寺院の中で、十一面観音菩薩坐像や、文殊菩薩僧形像などを持つ寺院はどこか。

ア、隨心院  イ、千本釈迦堂  ウ、清凉寺  エ、法金剛院

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【第2057問】

<解答> エ、法金剛院

<解説> 法金剛院は、平安初期の貴族である清原夏野の別荘を寺院に改めて双丘寺 ( そうきゅうじ ) と称したのが起こりである。その後、歴史は途絶えるが、大治5 ( 1130 ) 年には鳥羽天皇の中宮である待賢門院が旧跡を復興した。鎌倉時代には円覚によって律宗に改められ、現在に至っている。本尊の阿弥陀如来坐像は、平安末期の院覚の作で、定朝様式の典型的な作品として貴重である。また厨子に入った十一面観音菩薩坐像、文殊菩薩僧形像、二体の地蔵菩薩などが重要文化財に指定されている。
  隨心院は本尊である如意輪観音菩薩坐像や金剛薩埵 ( こんごうさった ) 坐像が重要文化財に指定され、他にも不動明王像、弘法大師像、仁海僧正像、阿弥陀如来像、薬師如来像が本堂に祀られている。千本釈迦堂は、本尊の釈迦如来坐像 ( 秘仏 ) 、十大弟子立像、六観音像、誕生釈迦仏立像、千手観音立像、傅大士(ふだいし)及二童子像などが重要文化財に指定されており、清凉寺は本尊である釈迦如来立像、光源氏の写しとされる阿弥陀三尊像が国宝指定されており、文殊菩薩騎獅像、帝釈天 ( 伝普賢菩薩 ) 騎象像、地蔵菩薩立像、毘沙門天立像二体、四天王立像、十大弟子立像などが重要文化財に指定されている。(2級)

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Posted by きょうすけ at 10:00│Comments(0)建築・庭園・美術
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