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2013年04月24日

第2002問

【第2002問】
千本閻魔堂について正しく述べている文章はどれか。

ア、本尊の閻魔大王は小野篁よって刻まれたものが現在も祀られている。
イ、境内にある普賢象桜は、後小松天皇も鑑賞された名桜である。
ウ、境内にある清少納言の供養塔は平安時代に建てられたものである。
エ、無言で演じるゑんま堂念仏狂言は、5月1日から4日まで行われる。

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【第2002問】

<解答> イ、境内にある普賢象桜は、後小松天皇も鑑賞された名桜である。

<解説> 千本閻魔堂の正式名称は引接寺 ( いんじょうじ ) といい、平安初期に小野篁 ( おののたかむら ) によって、先祖を再びこの世に迎えて供養する 「 お精霊迎え・送り 」 の寺院として創建された。小野篁はこの世とあの世を行き来し、昼は宮中で嵯峨天皇に仕え、夜は地獄で閻魔大王に仕えたという伝説を持つ人物であるが、現存する本尊・閻魔大王は応仁の乱の後に再建され、向かって左に司録尊 ( しろくそん ) 、向かって左に司命尊 ( しめいそん ) が坐している。境内にある普賢象桜は後小松天皇が鑑賞された後に、足利義満も鑑賞した遅咲きの八重桜で、四月の下旬に満開を迎える。その普賢象桜に囲まれるように立つ高さ6mほどの石塔は紫式部の供養塔とされ、至徳3 ( 1386 ) 年の銘が見られる。行事としては、京都三大念仏狂言の一つとして、ゑんま堂大念仏狂言(5月1日~4日)が知られ、他の二つと違ってセリフが入るのが特徴である。(3級)

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Posted by きょうすけ at 17:51│Comments(0)神社・寺院
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