2013年03月25日
第1972問
【第1972問】
五大明王の中で、蛇を体にまとった姿をしているのはどれか。
ア、降三世明王 イ、金剛夜叉明王 ウ、軍荼利明王 エ、大威徳明王
↓解答はこちら
五大明王の中で、蛇を体にまとった姿をしているのはどれか。
ア、降三世明王 イ、金剛夜叉明王 ウ、軍荼利明王 エ、大威徳明王
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【第1972問】
<解答> ウ、軍荼利明王
<解説> 不動明王を中心とした五大明王は、東寺の講堂内部に配置されたものが全て国宝指定を受けていて名高い。ほぼ完全に創建当時の状態を保ち、最も古い時期に属する明王像の一つで、空海が指揮をとって造られたと考えられる。その造形は激しい憤怒の顔をあらわにし、慈悲に満ちた怒りで正しい道へ導く明王の姿が生き生きと表現されており、制作時期、制作者、表現力などあらゆる点で、後世の明王像に多大な影響を与えた仏像史に欠かせない作品である。
その不動明王の周りに配された明王は、東に両足で地に倒れた大自在天 ( シヴァ ) と妻烏摩妃 ( パールヴァティー ) を踏みつけている降三世明王 ( ごうざんぜみょうおう ) 、南に三ツ目でとぐろを巻く蛇を身にまとった姿をした軍荼利明王 ( ぐんだりみょうおう ) 、西に六面六臂六脚で水牛に乗った大威徳明王 ( だいいとくみょうおう ) 、北に正面の顔に5つの目を持つ金剛夜叉明王 ( こんごうやしゃみょうおう ) を配する場合が多い。なお、この配置は真言宗 ( 東密 ) 伝わる形であり、天台宗 ( 台密 ) に伝わる形は、金剛夜叉明王の代わりに烏枢沙摩明王 ( うすさまみょうおう ) が五大明王の一尊として数えられる。(2級)
<解答> ウ、軍荼利明王
<解説> 不動明王を中心とした五大明王は、東寺の講堂内部に配置されたものが全て国宝指定を受けていて名高い。ほぼ完全に創建当時の状態を保ち、最も古い時期に属する明王像の一つで、空海が指揮をとって造られたと考えられる。その造形は激しい憤怒の顔をあらわにし、慈悲に満ちた怒りで正しい道へ導く明王の姿が生き生きと表現されており、制作時期、制作者、表現力などあらゆる点で、後世の明王像に多大な影響を与えた仏像史に欠かせない作品である。
その不動明王の周りに配された明王は、東に両足で地に倒れた大自在天 ( シヴァ ) と妻烏摩妃 ( パールヴァティー ) を踏みつけている降三世明王 ( ごうざんぜみょうおう ) 、南に三ツ目でとぐろを巻く蛇を身にまとった姿をした軍荼利明王 ( ぐんだりみょうおう ) 、西に六面六臂六脚で水牛に乗った大威徳明王 ( だいいとくみょうおう ) 、北に正面の顔に5つの目を持つ金剛夜叉明王 ( こんごうやしゃみょうおう ) を配する場合が多い。なお、この配置は真言宗 ( 東密 ) 伝わる形であり、天台宗 ( 台密 ) に伝わる形は、金剛夜叉明王の代わりに烏枢沙摩明王 ( うすさまみょうおう ) が五大明王の一尊として数えられる。(2級)
Posted by きょうすけ at 18:34│Comments(0)
│建築・庭園・美術