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【第1877問】
土佐藩の藩主であった山内容堂の側近として活躍し、土佐勤王党に暗殺されたのは誰か。

ア、岡田以蔵　　イ、吉田東洋　　ウ、後藤象二郎　　エ、吉村寅太郎

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【第1877問】

＜解答＞　イ、吉田東洋

＜解説＞　吉田東洋は土佐藩の上士の家に生まれ、藩政に参与して藩政改革を強力に推し進めた。しかし、保守層の反発や土佐勤王党からは藩を牛耳る悪人としてとらえられ、土佐勤王党の那須信吾、大石団蔵、安岡嘉助によって暗殺された。これを主導したとされる土佐勤王党のリーダー武市瑞山は、後に山内容堂によって切腹を命ぜられている。
　 岡田以蔵は土佐藩の郷士出身で、京都では 「 人斬り以蔵 」 として恐れられたが、後に捕えられて斬首された。後藤象二郎は吉田東洋の義理の甥にあたり、吉田東洋亡き後は次第に頭角を現し、坂本龍馬とも手を組んで幕末の土佐藩を動かした。吉村寅太郎は土佐の庄屋の子であったが、尊王思想に傾倒して脱藩し、公家の中山忠光を擁して 「 天誅組の変 」 を起こすが敗れて戦死した。（2級）