2012年12月15日
第1871問
【第1871問】
日蓮宗の大本山の一つである本法寺の作庭者は誰か。
ア、玉淵坊 イ、小堀遠州 ウ、本阿弥光悦 エ、金森宗和
↓解答はこちら
日蓮宗の大本山の一つである本法寺の作庭者は誰か。
ア、玉淵坊 イ、小堀遠州 ウ、本阿弥光悦 エ、金森宗和
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【第1871問】
<解答> ウ、本阿弥光悦
<解説> 本法寺は本阿弥家の菩提寺であり、書道や工芸など芸術家として名声を得ていた本阿弥光悦も深く帰依していた。そのため書院の東庭は光悦が自ら作庭したと伝えられ、三つの築山が巴 ( ともえ ) の形に見えることから 「 三つ巴の庭 」 として国の名勝に指定されている。また全体的には東側を中心として南側に鍵型になっており、東南隅の奥にあって庭園の中心をなす枯滝の石組みや、手前にある縦縞模様の青石によって、流れ落ちる滝の水が見事に表現されている。また庭園の南隅にある手水鉢も、蓮弁模様を浮彫りにした光悦遺愛のものとされている。
桂離宮造営に携わったとされる玉淵坊 ( ぎょくえんぼう ) は、妙蓮寺や知恩院の作庭を行ったとされる。古田織部に茶道を学んだ小堀遠州は、南禅寺の金地院や大徳寺の孤篷庵などの庭園を手がけている。茶道において姫宗和流を創始した金森宗和は、金閣寺の夕佳亭 ( せっかてい ) や三千院の聚碧園 ( しゅうへきえん ) にその好みが表れている。(3級)
<解答> ウ、本阿弥光悦
<解説> 本法寺は本阿弥家の菩提寺であり、書道や工芸など芸術家として名声を得ていた本阿弥光悦も深く帰依していた。そのため書院の東庭は光悦が自ら作庭したと伝えられ、三つの築山が巴 ( ともえ ) の形に見えることから 「 三つ巴の庭 」 として国の名勝に指定されている。また全体的には東側を中心として南側に鍵型になっており、東南隅の奥にあって庭園の中心をなす枯滝の石組みや、手前にある縦縞模様の青石によって、流れ落ちる滝の水が見事に表現されている。また庭園の南隅にある手水鉢も、蓮弁模様を浮彫りにした光悦遺愛のものとされている。
桂離宮造営に携わったとされる玉淵坊 ( ぎょくえんぼう ) は、妙蓮寺や知恩院の作庭を行ったとされる。古田織部に茶道を学んだ小堀遠州は、南禅寺の金地院や大徳寺の孤篷庵などの庭園を手がけている。茶道において姫宗和流を創始した金森宗和は、金閣寺の夕佳亭 ( せっかてい ) や三千院の聚碧園 ( しゅうへきえん ) にその好みが表れている。(3級)
Posted by きょうすけ at 23:59│Comments(0)
│建築・庭園・美術