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【第1827問】
次のうち、京都御苑にある名水とされる井戸はどれか。

ア、鉄輪の井　　イ、県井　　ウ、桃の井　　エ、柳の井

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【第1827問】

＜解答＞　イ、県井

＜解説＞　県井 （ あがたい ） は左女牛井 （ 枯渇 ） 、染井 （ 京都御苑横の梨木神社に現存 ） とともに京都三名水の一つに数えられていた井戸で、現在は左女牛井同様に湧いておらず、井戸組だけが残っている。かつてこちらには県宮という社があり、全国の国司の任命が行われていたとも伝えられる。
　鉄輪の井は、貴船に丑の刻参りをしていた女性が身を投げたとされる伝説の井戸で、水が湧いていた時は、この水を別れたい相手に飲ませて縁切りを願ったという。桃の井は、キンシ正宗堀野記念館内にある名水であり、記念館見学者は自由に飲むことができる。柳の井は中京区の柳水 （ りゅうすい ） 町にあり、現在は馬場染工業の敷地内に 「 柳の水 」 として井戸が造られている。かつては茶人の村田珠光や千利休、織田有楽斎も使ったと伝わる。（2級）