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2012年07月27日

第1731問

【第1731問】
茶寄り合い ( 闘茶 ) が流行したのはいつの頃か。

ア、平安時代  イ、鎌倉時代  ウ、室町時代  エ、江戸時代

↓解答はこちら

【第1731問】

<解答> ウ、室町時代 
 
<解説> 平安時代前期、中国の唐へと留学していた最澄や空海らによって日本にお茶がもたらされたが、お茶自体が非常に高級品であり、一般民衆が手を出せるものではなかった。その後、鎌倉時代初期に中国へ渡った栄西は、臨済禅を学び、同時にお茶の苗や、喫茶の方法なども学んで持ち帰ると、親交のあった栂ノ尾の明恵上人にお茶の苗を分け、 『 喫茶養生記 』 を記した。栄西から茶の苗をいただいた明恵上人はお茶の栽培を行ない、日本初の茶畑を高山寺に作っている。
 お茶が庶民にも普及し始めたのが室町時代である。この頃は茶の生産地を当てる 「 闘茶 」 や 「 茶寄り合い 」 という賭け事を伴った遊びが流行し、これに熱中しすぎて身を滅ぼす武士が続出ししたため、幕府よって禁止令が出される事態となった。しかし同時に本来のお茶の持つ精神性などを求める動きも村田珠光らの手によって模索された。それは武野紹鷗や千利休に引き継がれて 「 茶道 」 として確立され、江戸時代に入ると利休の流れを汲む三千家が全国的に門弟を増やし、 茶道が広く普及していくこととなった。(3級) 

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Posted by きょうすけ at 19:48│Comments(0)芸術・文化
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