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【第1696問】
新選組の近藤勇が狙撃されたとされる場所はどこか。

ア、滑石街道　　イ、墨染街道　　ウ、竹田街道　　エ、伏見街道

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【第1696問】

＜解答＞　イ、墨染街道

＜解説＞　新選組の局長であった近藤勇は、幕末の押し迫った時期に幕府の拠点であった伏見奉行と二条城を行き来しており、これを狙ったのが伊東甲子太郎等の仲間を殺された御陵衛士の生き残りであった。近藤勇一行が狭い墨染街道に差し掛かった時、狙い澄まして放たれた銃弾が近藤勇の左肩を貫いた。通常ならもんどり打って落馬するところであったが、近藤勇は痛みをこらえながら騎乗を続け、伏見奉行所へたどり着いたという。しかし傷は深く、すぐに大阪城へ搬送された。これによって以後新選組の指揮は、副長であった土方歳三が執ることとなった。
　滑石街道 （ すべりいしかいどう ） は、山科から東山区今熊野へ通ずる道であり、日本で初めて市電が走った道である竹田街道は、江戸時代に拓かれた京都中心部と伏見をつなぐ道であり、豊臣秀吉によって造られた伏見街道は、京都の五条から伏見に通じる道である。