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2012年05月12日

第1655問

【第1655問】
尾形光琳について述べたもので間違っているものはどれか。

ア、江戸中期ごろ京都の両替商 「 雁金屋 」 に生まれた。
イ、漆器、染織、陶器などの工芸品にも意匠を施した。
ウ、絵画性と意匠性を結合させて高度な装飾芸術を生み出した。
エ、弟である乾山は、野々村仁清に学んだ陶芸家として知られている。

↓解答はこちら

【第1655問】

<解答> ア、江戸中期ごろ京都の両替商 「 雁金屋 」 に生まれた

<解説> 江戸中期ごろ京都の呉服商 「 雁金屋 」 に生まれた光琳は、本阿弥家の血を引くこともあってか、優れた造形感覚に恵まれ、絵画、デザインの両面に活躍した。また漆器、染織、陶器などの工芸品にも意匠を施し、その洗練されたデザインは、 「 光琳模様 」 と称された。華美を好む元禄期 ( 1688 ~ 1704 ) の世相を背景に、鋭い美意識をもって絵画性と意匠性を結合させて高度な装飾芸術を生み出した光琳の業績は、現在に至るまで大きく評価されており、 「 琳派 」 の中心的存在となった。また光琳の六才下の弟である乾山は、野々村仁清に学んだ陶芸家として知られているが、作陶技術よりもむしろ華やかな色絵付に才能を発揮し、晩年は和歌を題材とした絵画作品を多く残した。(2級)

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Posted by きょうすけ at 10:00│Comments(0)芸術・文化
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