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2011年11月16日

第1475問

【第1475問】
次のうち清凉寺式釈迦如来を本尊として持つ寺院はどこか。

ア、西明寺  イ、戒光寺  ウ、蟹満寺  エ、千本釈迦堂

↓解答はこちら

【第1475問】

<解答> ア、西明寺

<解説> 西明寺は、天長年間 ( 824 ~ 834年 ) に弘法大師の高弟である智泉が、神護寺の別院として創建したと伝えられる。その後荒廃したが、建治年間 ( 1175 ~ 1178年 ) に我宝自性上人が中興し、さらに慶長7 ( 1602 ) 年に明忍律師によって再興された。現在の本堂は、元禄13 ( 1700 ) 年に桂昌院の寄進により再建されたもので、高さ51センチの本尊釈迦如来像 ( 重文 ) は、清凉寺式釈迦如来として知られている。
 戒光寺 ( かいこうじ ) の釈迦如来立像は後水尾天皇の念持仏で、かつて天皇の危機を身を持って救ったことから 「 身代わりの釈迦如来 」 とも呼ばれている。蟹満寺 ( かにまんじ ) の釈迦如来坐像は金銅仏で、薬師寺の薬師三尊と共通点がみられ、白鳳時代から奈良時代の作例として国宝に指定されている。千本釈迦堂の寺名の由来となった本尊釈迦如来坐像は、鎌倉初期に快慶の弟子である行快が造ったとされる。(3級)

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Posted by きょうすけ at 10:30│Comments(0)建築・庭園・美術
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