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2011年08月28日

第1395問

【第1395問】
大覚寺に作品を残した芸術家と作品の組み合わせで誤っているのはどれか。

ア、明円・五大明王  イ、渡辺始興・野兎図  ウ、狩野永徳・牡丹図  エ、巨勢金岡・庭湖石

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【第1395問】

<解答> ウ、狩野永徳・牡丹図

<解説> 大覚寺は嵯峨天皇が離宮を営んだことに始まり、貞観18 ( 876 ) 年、皇女の正子内親王 ( 淳和天皇皇后 ) が離宮を寺に改め、初代住職に淳和天皇皇子 ( 嵯峨天皇の孫にあたる ) である恒貞親王 ( 恒寂法親王 ) を迎えた。元中9 ( 1392 ) 年、足利義満の斡旋により南北朝の和解が成立し、大覚寺の正寝殿 「 御冠の間 」 にて南朝最後の天皇である後亀山天皇から北朝の後小松天皇に 「 三種の神器 」 が引き継がれるという歴史の舞台となった。
 嵯峨天皇が離宮の造営にあたって、中国の洞庭湖を模して造られた大沢の池は庭湖とも呼ばれ、池に配された庭湖石は、巨勢金岡 ( こせのかなおか ) が立てたとされる。重要文化財に指定された五大明王は、円派の仏師明円の作として名高く、宸殿には狩野山楽の傑作と伝わる 「 牡丹図 」 や 「 紅白梅図 」 が描かれ、正寝殿の狭屋の間の明り障子の腰板に描かれた 「 野兎図 」 は、近年の調べでは渡辺始興の作とされている。(2級)

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Posted by きょうすけ at 23:59│Comments(0)神社・寺院
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