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【第1366問】
東山区にある六道珍皇寺の本尊といえばどれか。

ア、閻魔大王　　イ、小野篁　　ウ、釈迦如来像　　エ、薬師如来像

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【第1366問】

＜解答＞　エ、薬師如来像　

＜解説＞　六道珍皇寺は、現在臨済宗の建仁寺派に属している寺院である。通常臨済宗の場合は、釈迦如来像を本尊としている寺院が多いが、こちらは薬師如来像が本尊である。これは創建が延暦年間 （ 782 ～ 805 ） であり、当初は真言宗であったことが影響していると考えられる。六道珍皇寺は創建以後、東寺を本寺として多くの寺領を有していたが、応仁の乱等で荒廃し、南北朝時代に建仁寺の聞溪良聰 （ もんけいりょうそう ） により再興され、禅宗となった。
　 他に境内で目立つのは小野篁像と閻魔大王像である。これはこの寺院があの世のこの世の境目に立ち、お盆前に先祖を迎えにくる行事である 「 六道まいり 」 の中心になることに関連して制作されたと推定される。（3級）