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2011年04月26日

第1272問

【第1272問】
東福寺の方丈にはどんなデザインの庭があるか。

ア、十字架  イ、〇△☐  ウ、北斗七星  エ、阿吽石

↓解答はこちら

【第1272問】

<解答> ウ、北斗七星 

<解説> 東福寺の方丈庭園は、重森三玲によって昭和14年に造られた。東西南北に配された八相の庭の中では、北庭にある市松模様のデザインが知られているが、東側の庭園も北斗七星を模った大変珍しいものである。この北斗七星を構成している石柱は、重要文化財に指定されている東司の余材が活用されており、贅沢をせずにあるものを使い切るという禅の精神を体現したものである。
 十字架の庭園といえば、大徳寺にある瑞峯院の北側の閑眠庭 ( かんみんてい ) が挙げられ、こちらも重森三玲の作庭である。また○△□の庭は、建仁寺にある。世の中は全て○と△と□で成り立っているという禅の教えを現している。阿吽石は、大徳寺の龍源院にある。こちらも庭園が複数造られており、滹沱庭 ( こだてい ) と呼ばれる幅の細い横長の庭園では、中国の滹沱川 ( こだがわ ) が表現されており、流れの橋には阿吽の石がそれぞれ配置されている。これらの石は、一説には聚楽第から移されたものと伝わる。(3級)

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Posted by きょうすけ at 23:59│Comments(0)神社・寺院
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