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【第1238問】
次のうち桂離宮の茶室といえばどれか。

ア、郭公亭　　イ、松琴亭　　ウ、松向軒　　エ、昨夢軒

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【第1238問】

＜解答＞　イ、松琴亭

＜解説＞　桂離宮は初代八条宮智仁親王 （ としひとしんのう ） と二代智忠親王 （ としただしんのう ） が造営したもので、中でも代表的茶室が松琴亭 （ しょういんてい ） である。遠州好みの八つ窓の囲いになっており、外観は、東、北、西の三方からそれぞれ異なる風情が楽しめる。何より内部の青と白の市松模様の襖絵が斬新で、目にも鮮やかである。
　 郭公亭 （ かっこうてい ） はかつて清閑寺にあったもので、こちらで清水寺の月照と薩摩藩の西郷隆盛が密議を行ったことで知られてるが、現在は石碑が残るのみである。松向軒 （ しょうこうけん ） は大徳寺の高桐院にある茶室で、創建者である細川三斎の好みで造られた。昨夢軒 （ さくむけん ） は大徳寺の黄梅院にある茶室で、武野紹鷗好みとされる。（3級）