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2011年01月01日

第1158問

【第1158問】
次の寺院の国宝である阿弥陀如来の中で最も古いものはどれか。

ア、平等院  イ、法界寺  ウ、仁和寺  エ、清凉寺

↓解答はこちら

【第1158問】

<解答> ウ、仁和寺

<解説> 仁和寺の阿弥陀如来は金堂の本尊で、脇侍の観音菩薩、勢至菩薩の三尊形式をとる。宇多天皇が父光孝天皇の遺志をついで創建した当時のものと見られ、特徴としては同時期の仏像の表情に見られるような厳しさは薄れ、おだやかな表情は和風文化への先駆けととらえられる。腹部の前で手をかさねる阿弥陀の定印の形を単独でとるものとしては最古のものである。
 平等院の阿弥陀如来は定朝作が確定しており、平等院創建時の永承7 ( 1052 ) 年頃の作と考えられる。法界寺の阿弥陀如来も同時代のもので、定朝様式の阿弥陀如来である。清凉寺の阿弥陀如来は源融がモデルとなったことから 「 光源氏写し顔 」 の伝説をもっている。寛平8 ( 896 ) 年の作と考えられており、仁和寺の阿弥陀如来像及び両脇侍像についで古いとされる。(3級)

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Posted by きょうすけ at 23:59│Comments(0)建築・庭園・美術
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