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【第1122問】
大原にあって、額縁庭園として知られる盤桓園を持つ寺院はどこか。

ア、宝泉院　　イ、勝林院　　ウ、実光院　　エ、来迎院

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【第1122問】

＜解答＞　ア、宝泉院

＜解説＞　宝泉院は、大原問答で知られる勝林院の僧坊として、平安末期に始まったと伝わる。現在は、入口で樹齢700年の五葉の松で迎えられ、額縁庭園として知られる盤桓園 （ ばんかんえん ） をお抹茶とお菓子をいただきながら、ゆっくりと拝観できる。また建物の縁側の天井は 「 血天井 」 と呼ばれ、関ヶ原の戦いの前哨戦となった伏見城の戦いの際に、徳川家康の家臣である鳥居元忠以下数百名が自刃した伏見城の床板で、その霊を供養するため天井板として使用している。
　勝林院は 「 大原問答の寺 」 として知られ、天台声明の聖地として、来迎院とともに知られている。実光院も勝林院の塔頭であり、庭園では不断桜をはじめ四季折々の花を楽しむことができる。