目指せ！京都力アップ

【第1115問】
建仁寺の塔頭で狛イノシシをもつ寺院はどこか。

ア、禅居庵　　イ、両足院　　ウ、正伝永源院　　エ、霊洞院

↓解答はこちら

【第1115問】

＜解答＞　ア、禅居庵

＜解説＞　禅居庵は、建仁寺の塔頭で、正慶2 （ 1333 ） 年に建仁寺第23世の清拙正澄 （ せいせつしょうちょう ） によって創建され、応仁の乱で荒廃の後、天文16 （ 1547 ） 年に再建された。摩利支尊天像を祀り、七頭の猪に乗った姿であることから、猪が神の使いとなっており、境内には３組の 「 狛イノシシ 」 が鎮座しているため、亥年生まれの守護としても信仰がある。
　両足院は、龍山徳見 （ とっけん ） 禅師によって開かれ、建仁寺開山である栄西禅師の法脈を受け継ぎ、 「 五山文学 」 の最高峰の寺院として、学問面の中核を担ってきた。庭園は枯山水庭園と池泉回遊式庭園で構成され、国宝の茶室、 「 如庵 」 写しである 「 水月亭 」 、六帖席の 「 臨池亭 」 も並んでいる。正伝永源院は、織田有楽斎によって再興された寺院で、近年こちらにも 「 如庵 」 が復元されている。霊洞院 （ れいとういん ） は、高山慈照 （ こうざんじしょう ） によって開かれた寺院で、庭園は昭和に入って重森三玲によって修復された。