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【第1089問】
平等院で激闘の末、亡くなった武将は誰か。

ア、源行家　　イ、源頼政　　ウ、源融　　エ、源義経

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【第1089問】

＜解答＞　イ、源頼政

＜解説＞　平等院で亡くなったのは源頼政である。平家全盛の折、平清盛の信頼を得てもっとも源氏の中では出世していた頼政であったが、晩年となった77歳で、以仁王 （ もちひとおう ） を掲げて打倒平家に挙兵したのであった。予定していた三井寺との共同戦線は機能せず、興福寺を頼って奈良に落ち伸びたが、以仁王の疲労もあり、途中宇治の平等院で休息をとっているところに平家の大軍が押し寄せた。頼政は急ぎ以仁王を逃がすと平等院で立てこもって奮戦したが、衆寡敵せず最後は 「 扇の芝 」 にて自害したとされる。
　源行家は頼政の挙兵に呼応して、以仁王の令旨を全国の源氏に届ける役割を果たした。その後も、源氏方として暗躍するが、源頼朝の信頼を得られず、平家を倒して同じく頼朝と不和になっていた源義経と組んで源頼朝を倒すべく兵を挙げるが失敗に終わり、捕えられて斬首された。源融は平安時代の嵯峨天皇の皇子で、臣籍降下で源氏性となった。左大臣まで出世して大きな権勢を得たことから後世の 『 源氏物語 』 の主人公光源氏のモデルとなったとされる。実際に宇治に平等院の前身となる別荘を構えていた。（2級）