2010年07月21日
第993問
【第993問】
東福寺の建造物の中で、国宝建築はどれか。
ア、三門 イ、禅堂 ウ、東司 エ、方丈
↓解答はこちら
東福寺の建造物の中で、国宝建築はどれか。
ア、三門 イ、禅堂 ウ、東司 エ、方丈
↓解答はこちら
【第993問】
<解答> ア、三門
<解説> 三門は応永年間 ( 1394 ~ 1428 ) に足利義持が再建した日本最古の三門で、国宝に指定されている。5間3戸、重層の楼門で入母屋造、本瓦噴、切妻屋根の山廊が両脇から2階へ伸びており、2階は釈迦如来と十六羅漢が配置され、内部は一面に宋・元風の彩色文様が施され、画聖と称された明兆とその弟子によるものと伝えられている。
禅堂は、貞和3 ( 1347 ) 年の再建で、中世より現存する最古の禅堂である。別名、僧堂、選佛堂とも呼ばれ、座禅の修行をする道場として使われてきた。明治の火災の際には一時的に仮本堂としての役割も果たしている。東司は禅堂の南に位置し、正面7間、側面4間の細長い建物である。室町時代の禅宗式のトイレで、通称百雪隠 ( せっちん ) と呼ばれている。禅宗では用便も修行とされ、東司を使うのにも厳しい作法があった。方丈は、建物は明治23年の再建で、庭園は作庭家重森三玲が手がけて昭和14年に完成した。釈迦が一生に経た八つの重要な段階 「 八相 」 ( はっそう ) にちなんで 「 八相の庭 」 と呼ばれ、東西南北に異なる趣向を凝らしている。(3級)
<解答> ア、三門
<解説> 三門は応永年間 ( 1394 ~ 1428 ) に足利義持が再建した日本最古の三門で、国宝に指定されている。5間3戸、重層の楼門で入母屋造、本瓦噴、切妻屋根の山廊が両脇から2階へ伸びており、2階は釈迦如来と十六羅漢が配置され、内部は一面に宋・元風の彩色文様が施され、画聖と称された明兆とその弟子によるものと伝えられている。
禅堂は、貞和3 ( 1347 ) 年の再建で、中世より現存する最古の禅堂である。別名、僧堂、選佛堂とも呼ばれ、座禅の修行をする道場として使われてきた。明治の火災の際には一時的に仮本堂としての役割も果たしている。東司は禅堂の南に位置し、正面7間、側面4間の細長い建物である。室町時代の禅宗式のトイレで、通称百雪隠 ( せっちん ) と呼ばれている。禅宗では用便も修行とされ、東司を使うのにも厳しい作法があった。方丈は、建物は明治23年の再建で、庭園は作庭家重森三玲が手がけて昭和14年に完成した。釈迦が一生に経た八つの重要な段階 「 八相 」 ( はっそう ) にちなんで 「 八相の庭 」 と呼ばれ、東西南北に異なる趣向を凝らしている。(3級)
Posted by きょうすけ at 12:00│Comments(0)
│建築・庭園・美術