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【第910問】
莵道稚郎子が祀られている宇治神社の神の使いはどれか。

ア、鼠　　イ、鹿　　ウ、兎　　エ、鰻

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【第910問】

＜解答＞　ウ、兎
　
＜解説＞　宇治神社の手水の場所では躍動感溢れる兎が出迎えてくれる。かつて祭神の莵道稚郎子 （ うじのわきいらつこ ） が道に迷った際に兎が道案内をしてくれた故事によるという。この時、兎は振り返り振り返り導いたことから拝殿にある兎は 「 見返り兎 」 となっている。兎の神使いの神社といえば岡崎神社が挙げられるが、こちらはかつて野兎が神社周辺に多かったということから神使いになったと伝わる。
　 鼠は大国主命を助けた故事から、大豊神社の大国社には狛鼠として鎮座する。鹿は春日大社の神の使いであり、春日大社から勧請された大原野神社、櫟谷七野神社 （ いちいだにななのじんじゃ ）、吉田神社などには狛鹿が鎮座する。鰻は三嶋明神の神の使いであり、瀧尾神社の中にある三嶋明神では、参拝者の奉納する絵馬に鰻の絵が見られる。（2級）