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【第905問】
東寺の中で空海が祀られたお堂はどれか。

ア、食堂 　イ、講堂　 ウ、御影堂 　 エ、金堂

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【第905問】

＜解答＞　ウ、御影堂 　

＜解説＞　空海は嵯峨天皇より東寺を下賜されたため、その建設に邁進した。その際に住居としていたのが御影堂 （ みえどう ） である。現在は国宝に指定され、堂内には大師の念持仏であった不動明王や康勝によって刻まれた弘法大師像が安置され、弘法信仰の中心となっている。
　 食堂 （ じきどう ） は僧侶が斎時に集って食事をした場所で、現在のものは昭和9年に再建された。かつて安置されていた聖宝の作と伝わる千手観音像は、宝物館にて拝観することができる。講堂は空海が密教の諸仏を安置した場所で、大日如来を中心に立体曼荼羅の世界が構成されている。豊臣秀頼が再建した金堂には薬師如来が祀られ、平安時代に国家鎮護の為に創建された東寺の趣を今に色濃く伝えている。（3級）