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【第871問】
法輪寺に祀られている本尊はどれか。

ア、釈迦如来　　イ、千手観音　　ウ、虚空蔵菩薩　　エ、阿弥陀如来

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【第871問】

＜解答＞　ウ、虚空蔵菩薩　
　
＜解説＞　法輪寺は、奈良時代に行基によって開かれた歴史を持ち、平安時代に入って弘法大師の高弟であった道昌によって復興した寺院である。その時、大堰川に架けられた橋は法輪寺橋と名づけられ、後に亀山上皇が 「 くまなき月の渡るに似たり 」 として渡月橋と命名された。本尊に虚空蔵菩薩を祀ることから「嵯峨野虚空蔵さん」として親しまれ、数え年13の子が知恵を授かりに参る 「 十三まいり 」 で知られている。
　 その他の選択肢について嵯峨野に絞って例を挙げると、釈迦如来といえば、 「 嵯峨釈迦堂 」 と呼ばれる清凉寺の本尊である国宝釈迦如来が挙げられる。また千手観音といえば恵心僧都作とされる千手観音が千光寺 （ 大悲閣 ） にある。阿弥陀如来といえば清凉寺にある国宝阿弥陀如来は、この地に別荘を構えていた源融に似せて造ったされ、 「 光源氏写しの顔 」 と称される。また化野念仏寺の本尊も阿弥陀如来であり、二尊院は釈迦如来と阿弥陀如来が両本尊である。（3級）