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【第869問】
御所の西側にある老舗の和菓子屋といえばどれか。

ア、虎屋　　イ、末富　　ウ、老松　　エ、亀屋陸奥

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【第869問】

＜解答＞　ア、虎屋

＜解説＞　虎屋 （ とらや ） は室町後期の1520年代に創業し、現在17代目の当主を持つ老舗である。御所西に店を構え、後陽成天皇の在位中から御所の御用を承ってきた。明治に入って天皇が東京へ移ってからはそれについて東京へも進出し、京菓子の代表的老舗としての地位を築き上げた。
　 末富 （ すえとみ ） は亀末廣 （ かめすえひろ ） から明治中頃に暖簾分けをした。名物菓子ともなった野菜せんべいを始め、近年は講演活動を行なうなど和菓子の啓蒙活動でも知られている。老松 （ おいまつ ） は北野天満宮の門前に広がる上七軒の一角で明治42年頃に創業した。婚礼菓子、茶席菓子に加えて、京都の歴史をふまえた風土菓などにも定評がある。亀屋陸奥 （ かめやむつ ） は西本願寺の前に店を構える老舗で、本願寺が織田信長と戦った時に当主が兵糧代わりにと考案した松風が名物である。（3級）