2010年03月12日
第862問
【第862問】
涅槃会の中で猫入りの涅槃図を掲げる寺院はどこか。
ア、本法寺 イ、真如堂 ウ、泉涌寺 エ、東福寺
↓解答はこちら
涅槃会の中で猫入りの涅槃図を掲げる寺院はどこか。
ア、本法寺 イ、真如堂 ウ、泉涌寺 エ、東福寺
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【第862問】
<解答> エ、東福寺
<解説> 東福寺の涅槃図は明兆作の 「 猫入り涅槃図 」 と呼ばれるもので、縦12m×橫6mの大作である。釈迦の涅槃の時に間に合わなかった猫は、通常描かないのが一般的であるが、明兆が制作していた時に、猫が絵の具の材料を裏山から運んできたことから、特別に描いたとされる。
本法寺の涅槃図は、今年没後400年を迎えた長谷川等伯が、息子であった久蔵の七回忌に描いたとされる大作である。面白いのは中央に珍しい コリー犬 が描かれている。描かれた当時、コリー犬は日本にいなかったが、等伯は大坂の堺に行くことがしばしばあり、その際に南蛮人が飼っていたのを見ていたので描いたとされる。3月15日から4月15日までは本物が掲げられ、それ以外は写真で作ったレプリカが展示されている。真如堂の涅槃図は3月1日から3月31日まで、今年は泉涌寺と同じく明兆作の涅槃図が掲げられる。泉涌寺の涅槃図は日本最大の大きさで、縦16m×橫8m もある。当初は奈良の東大寺に納める予定で制作されたものとされ、故あって泉涌寺に奉納された。(2級)
<解答> エ、東福寺
<解説> 東福寺の涅槃図は明兆作の 「 猫入り涅槃図 」 と呼ばれるもので、縦12m×橫6mの大作である。釈迦の涅槃の時に間に合わなかった猫は、通常描かないのが一般的であるが、明兆が制作していた時に、猫が絵の具の材料を裏山から運んできたことから、特別に描いたとされる。
本法寺の涅槃図は、今年没後400年を迎えた長谷川等伯が、息子であった久蔵の七回忌に描いたとされる大作である。面白いのは中央に珍しい コリー犬 が描かれている。描かれた当時、コリー犬は日本にいなかったが、等伯は大坂の堺に行くことがしばしばあり、その際に南蛮人が飼っていたのを見ていたので描いたとされる。3月15日から4月15日までは本物が掲げられ、それ以外は写真で作ったレプリカが展示されている。真如堂の涅槃図は3月1日から3月31日まで、今年は泉涌寺と同じく明兆作の涅槃図が掲げられる。泉涌寺の涅槃図は日本最大の大きさで、縦16m×橫8m もある。当初は奈良の東大寺に納める予定で制作されたものとされ、故あって泉涌寺に奉納された。(2級)
Posted by きょうすけ at 23:59│Comments(1)
│神社・寺院
この記事へのコメント
長谷川等伯展で本法寺涅槃図を見ましたが、猫がいますね。真如堂のにもいるみたいです。
http://plaza.rakuten.co.jp/junko23/diary/200909060001/
http://plaza.rakuten.co.jp/junko23/diary/200909060001/
Posted by まろ at 2010年03月15日 10:39