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2010年02月22日

第844問

【第844問】
江戸時代活躍した、尾形光琳冲の出身はどれか。

ア、西陣の八百屋  イ、西陣の呉服屋  ウ、西陣の刀鑑定   エ、西陣の紺灰問屋

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【第844問】

<解答> イ、西陣の呉服屋

<解説> 後に絵師として活躍する尾形光琳は、同じく陶芸家となる弟の尾形乾山とともに、西陣の呉服屋 「 雁金屋 」 に生まれた。雁金屋は皇室という最大の顧客を持ち、中でも後水尾天皇に嫁いだ東福門院は大量の着物を発注したと伝えられる。しかし雁金屋を継いだ光琳は家財を湯水のようにつかったため家業は傾き、弟に借金する有様であった。だだ一方で、光琳はこの間多くの芸術文化に触れ、のちの斬新な絵師として活躍する下地を作ったといえる。
  西陣の八百屋に生まれたのは 「 お玉 」 こと後の桂昌院である。桂昌院は江戸幕府五代将軍となる綱吉の生母として大きな権勢を大奥でふるい、幕府の財力で多くの京都の社寺を復興させた。西陣の刀鑑定といえば本阿弥家である。代々刀の鑑定と研磨や拭いを家業とした。西陣の紺灰問屋といえば光悦の親戚でもあった灰屋紹益である。豪商であり、文化人でもあった紹益は吉野太夫を身請けし、しばらくは幸せな日々を送ったが38歳で吉野太夫が亡くなると、 「 都をば 花なき里となしにけり 吉野を死出の山にうつして 」 と詠んだ。(2級)

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Posted by きょうすけ at 22:22│Comments(0)芸術・文化
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