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2009年11月04日

第684問

【第684問】
江戸時代に広く普及した 「 御家流 」 を源流を創始したのは誰か。

ア、尊円法親王  イ、本阿弥光悦  ウ、近衛信尹.  エ、松花堂昭乗

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【第684問】

<解答> ア、尊円法親王

<解説> 青蓮院の17代門主の尊円法親王 ( そんえんほうしんのう ) は伏見天皇の第6皇子で、名筆家として知られており、和風唐風を融合した日本独特の書風は 「 青蓮院流 」 と呼ばれ、江戸時代に広く普及した 「 御家流 」 の源流となった。
  本阿弥光悦近衛信尹 ( このえのぶただ ) 、松花堂昭乗 ( しょうかどう しょうじょう ) は 「 寛永の三筆 」 と称せられた。本阿弥光悦は書だけでなく、本業の刀の研磨や拭い、鑑定はもちろん、絵画、蒔絵、茶道に精通し、俵屋宗達を見出すなどその才能を遺憾なく発揮して、徳川家康から鷹峯の地を与えられて芸術村を開いた。近衛信尹は青蓮院流を学び、さらにこれを発展させて一派を形成し、近衛流、または三藐院流と称された。また一説には五山の送り火の 「 大 」 の文字を書いたとも伝わる。松花堂昭乗は近衛信尹に仕えていたが、石清水八幡宮で出家した後は、真言宗の僧侶として書道、絵画、茶道にその才能を発揮した。さらに松花堂昭乗は、農家が種入れのため敷居をつけた器を使っていることに目をつけて、絵具箱や煙草盆として応用し、独自の道具を創出した。これが後の松花堂弁当へと結びつくのである。(3級)

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Posted by きょうすけ at 21:16│Comments(0)芸術・文化
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