2009年10月25日
第674問
【第674問】
嵯峨野にまつわる女性でないのはどれか。
ア、小督局 イ、祇王 ウ、袈裟御前 エ、横笛
↓解答はこちら
嵯峨野にまつわる女性でないのはどれか。
ア、小督局 イ、祇王 ウ、袈裟御前 エ、横笛
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【第674問】
<解答> ウ、袈裟御前
<解説> 袈裟御前 ( けさごぜん ) は源渡 ( みなもとのわたる ) の妻であったが遠藤盛遠という若武者に横恋慕され、その情熱的な迫り方に 「 私と一緒になりたければ夫を殺してください。この夜、夫を酔わせて寝かし、髪の毛を濡らしておきますので首をとってください。」 と告げる。喜び勇んで手はず通り、暗闇の中寝所に入って濡れた髪の首をかき切った遠藤盛遠が、寝所の外へ出て月明かりに照らしてみるとそれは袈裟御前その人であった。自らの罪を感じた遠藤盛遠は夫の源渡とともに出家し、後の文覚上人となったのである。現在、上鳥羽と浄禅寺 ( 通称は恋塚寺 ) 、下鳥羽に恋塚寺があり、それぞれ袈裟御前と遠藤盛遠の話を伝承している。
小督局 ( こごうのつぼね ) は高倉天皇が愛した女性であるが、天皇の妻であった建礼門院徳子の父、平清盛の怒りに触れて嵯峨野へ隠棲し、一度は呼び戻されるものの、再び追放された。高倉天皇亡き後はその菩提を弔い、現在高倉天皇陵の中にある宝篋印塔は小督局のものと伝えられる。祇王 ( ぎおう ) は平清盛が愛した白拍子であったが、仏御前というライバルの出現によって、嵯峨野に身を隠すこととなった。その場所が現在の祇王寺である。横笛は平重盛の家臣であった斉藤時頼と恋仲であったが、斉藤時頼が横笛との恋愛を断ち切るために出家し、嵯峨野の往生院 ( 滝口寺 ) に入って面会を拒絶したため、入水したとも尼になったとも伝えられている。(3級)
<解答> ウ、袈裟御前
<解説> 袈裟御前 ( けさごぜん ) は源渡 ( みなもとのわたる ) の妻であったが遠藤盛遠という若武者に横恋慕され、その情熱的な迫り方に 「 私と一緒になりたければ夫を殺してください。この夜、夫を酔わせて寝かし、髪の毛を濡らしておきますので首をとってください。」 と告げる。喜び勇んで手はず通り、暗闇の中寝所に入って濡れた髪の首をかき切った遠藤盛遠が、寝所の外へ出て月明かりに照らしてみるとそれは袈裟御前その人であった。自らの罪を感じた遠藤盛遠は夫の源渡とともに出家し、後の文覚上人となったのである。現在、上鳥羽と浄禅寺 ( 通称は恋塚寺 ) 、下鳥羽に恋塚寺があり、それぞれ袈裟御前と遠藤盛遠の話を伝承している。
小督局 ( こごうのつぼね ) は高倉天皇が愛した女性であるが、天皇の妻であった建礼門院徳子の父、平清盛の怒りに触れて嵯峨野へ隠棲し、一度は呼び戻されるものの、再び追放された。高倉天皇亡き後はその菩提を弔い、現在高倉天皇陵の中にある宝篋印塔は小督局のものと伝えられる。祇王 ( ぎおう ) は平清盛が愛した白拍子であったが、仏御前というライバルの出現によって、嵯峨野に身を隠すこととなった。その場所が現在の祇王寺である。横笛は平重盛の家臣であった斉藤時頼と恋仲であったが、斉藤時頼が横笛との恋愛を断ち切るために出家し、嵯峨野の往生院 ( 滝口寺 ) に入って面会を拒絶したため、入水したとも尼になったとも伝えられている。(3級)
Posted by きょうすけ at 23:59│Comments(0)
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