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【第639問】
蜘蛛塚にまつわる伝説に登場する武将は誰か。

ア、源義経　　イ、源頼光　　ウ、源頼政　　エ、源義家

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【第639問】

＜解答＞　イ、源頼光

＜解説＞　蜘蛛塚とは平安中期に、源頼光が熱にうなされて寝ていると枕元に怪しげな法師が現れた。名刀 「 膝丸 」 で切ると消えうせて血の跡がついており、四天王に追わせてゆくと北野天満宮の近くの塚まで続いていた。四天王の一人であった渡辺綱が脇差で掘り返すと巨大な蜘蛛がうごめいており、串刺しにして賀茂の河原で干すと源頼光の病はすっかり癒えたという。
　 源義経は幼少の頃は牛若丸と呼ばれ、五条大橋の弁慶との出会いや蹴上の地名の由来、出発時に祈願を行なった首途八幡宮など多くの伝説を残した。源頼政は義経より少し前に活躍した武将である。まだ平家が全盛の折、武勇と歌人としての才能を兼ね備えていため、源氏一族では出世を遂げた。しかし最後に打倒平家の兵を挙げて一族滅亡を遂げ、源氏が各地で兵を挙げるきっかけとなった。宮中に現れた鵺 （ ぬえ ） を退治したことでも知られている。源義家は摂関時代から院政時代にかけて活躍した。鎌倉幕府を開いた源頼朝や室町幕府を開いた足利尊氏の祖先にあたる人物で、源氏の伝説的棟梁である。（3級）