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【第603問】
五山の送り火の中で、西賀茂方面に灯るのはどれか。

ア、鳥居型　　イ、左大文字　　ウ、船形　　エ、妙・法

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【第603問】

＜解答＞　ウ、船形

＜解説＞　西賀茂船山に浮かび上がるのは船形であり、山麓の西方寺で鳴らす鐘を合図に点火される。お盆に帰ってきたご先祖様が船に乗ってあの世へと帰っていく様を表したものとされている。終了後、西方寺では法要と六歳念仏も奉納される。
　 鳥居型が灯るのは北嵯峨曼荼羅山である。五山の送り火の最後に点火され、嵐山・嵯峨野界隈からよく見え、渡月橋からであれば東山如意ヶ岳の大文字も遠望できる。左大文字は法音寺で法要が行われた後、衣笠大北山に点火される。大の文字の左の払いが長いことからこの名がついた。妙・法は松ヶ崎西山 （ 万灯籠山 ） に妙が、松ヶ崎東山 （ 大黒天山 ） に法が点火される。終了後の午後９時頃から約1時間、涌泉寺で 「 題目踊り 」 「 さし踊り 」 が行われる。（3級）