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2009年07月14日

第570問

【第570問】
法金剛院の庭園を作った人物は誰か。

ア、相阿弥  イ、林賢  ウ、玉淵坊  エ、狩野元信

↓解答はこちら

【第570問】

<解答> イ、林賢

<解説> 消去法で対処できるであろう。 「 蓮の寺 」 として知られる法金剛院の庭園は平安時代の遺構であり、作庭したのは仁和寺の僧であった林賢 ( りんけん ) と静意 ( じょうい ) であることがわかっている。法金剛院はかつて清原夏野の山荘を寺院に改めたものであるが、現在の基礎を作ったのは鳥羽天皇の中宮であった待賢門院である。
  相阿弥は室町幕府の将軍に仕えた同朋衆の中の一人で、作庭したとされるのは、長楽寺の庭園、銀閣寺の庭園、龍安寺の庭園 ( 諸説あり ) などがある。玉淵坊 ( ぎょくえんぼう ) は日蓮宗の僧であるが作庭にも秀で、妙蓮寺、知恩院、桂離宮などを手がけたとされる。狩野元信は室町時代の幕府の御用絵師で、後に一大勢力を築いた狩野派の祖とされる。妙心寺の退蔵院には元信が作庭した 「 元信の庭 」 という枯山水庭園がある。ちなみに、妙心寺には霊雲院 ( 非公開 ) という寺院があり、こちらは狩野元信が滞在したことから 「 元信寺 」 とも呼ばれている。(3級)

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Posted by きょうすけ at 18:28│Comments(0)建築・庭園・美術
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