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【第484問】
仁和寺にある建造物の中で、徳川家光再建によるものでないのはどれか。

ア、仁和寺御殿　　イ、金堂　　ウ、仁王門　　エ、御影堂

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【第484問】

＜解答＞　ア、仁和寺御殿

＜解説＞　仁和寺御殿はかつては皇居の常御殿を移築したものであったが、明治20年に焼失し、その後明治末期から大正初期にかけて再建されたものである。宸殿や南北に広がる庭園は宮殿風で、宇多天皇が入寺した頃を彷彿とさせる。
　 金堂は慶長18 （ 1613 ） 年に建立された御所の紫宸殿を、寛永年間に移築したもので、貴重な近世の寝殿造遺構として国宝に指定されている。その他に寛永年間に徳川家光の援助のよって再建されたものは仁王門、御影堂をはじめ、御影堂中門、鐘楼、経蔵、九所明神社本殿 （ 社殿前には織部燈籠が三基ある ） 、観音堂、五重塔、中門、本坊表門など全て重要文化財指定をうけている。（3級）